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材料について
パイン
マツ科
産地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州からカルフォルニア州の太平洋沿岸、ロッキー山脈など
特徴:辺材は白色から淡い黄色、心材は黄色から淡い赤褐色・橙色で、心材部分が極めて少ない。木目は通直、肌目は緻密からやや粗と材により幅がある。やや軽軟で加工性は比較的よいが衝撃に弱い。耐朽性は小から中程度。
用途:構造材、下地材、建具、家具、合板、集成材など
胡桃くるみ
クルミ科
産地:北海道から本州、四国、九州に自生。また、樺太にも分布
特徴:辺心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色、心材は褐色を呈す。年輪はやや不明瞭。 木肌はやや粗いが、表面仕上げは良好。切削などの加工は容易。粘りがあり、狂いは少ない。
用途:家具材、彫刻材、建築材、器具材など
くす

クスノキ科
産地:関東以南の暖地、特に海岸に多い。また、台湾・中国にも分布
特徴:辺材と心材の境界は明瞭で、辺材は灰白色〜淡黄褐色、心材は紅褐色〜暗緑を帯びる。木肌は緻密で、耐湿・耐久性に優れる。加工は容易。根瘤が付きやすく、玉杢や葡萄杢などの美麗な杢が現われる。
材や葉からは樟脳(しょうのう)が採取される。材のままでも芳香が強く、虫害を防ぐ。
用途:造作材、家具材、彫刻用材など

カリン
マメ科
産地:タイ、ビルマなどの東南アジアに多く、フィリピンを経てニーギニアに及ぶ。
特徴:辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材は黄褐色からやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。一般に均一な色調を示すことは少なく、縞模様になることが多い。木理はかなり交錯し、強勒で硬い。木質は重く、肌目はやや荒い。切削・加工は、比較的容易で表面仕上は良好。ゆっくり乾かさないと乾燥によって狂いやすい。磨くと光沢が出て、美しい。 

用途:家具、器具、楽器、床柱、床廻り材など
けやき
ニレ科
産地:本州、四国、九州に自生し、朝鮮にも分布
特徴:辺材と心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色で心材は黄褐色。年輪は明瞭で光沢がある。材はやや重硬で、耐湿・耐久性に優れる。一方、狂いやあばれが落ち着くまでにかなりの乾燥時間を要する。玉杢、牡丹杢、泡杢などの美しい木目模様が現われることがある。
用途:建築材、家具材、建具材、造作材など
ローズウッド
マメ科
産地:世界の熱帯から亜熱帯に分布し、ブラジル産のブラジリアンローズウッド、中米産のココボロ(Cocobolo)、東南アジア産のイーストインディアンローズウッド、いわゆる典型的な紫檀と、手違紫檀と呼ばれるチンチャン(Ching-chan)などがある。
特徴:辺心材の差は明瞭で、辺材は白っぽい淡色、心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色を呈し、黒紫色の縞模様をもつ。木理は交錯し、木質は緻密であるが肌目はやや粗い。磨くと美しい光沢がでる。重硬のため乾燥・加工性に難がある。耐朽性は極めて大きい。
用途:高級家具材、指物、唐木細工、象嵌、突き板、ナイフの柄など
ゴム
トウダイグサ科
産地:ブラジル原産であるが、現在ではゴムを採取するため東南アジア、南太平洋地域で造林されている特徴:辺心材の差はほとんどなく、材は灰白色から淡黄色を呈す。 やや軽軟で加工は比較的容易だが、耐朽性が極めて低く、青変菌に侵されやすい。
用途:集成材、造作材、合板材、パルプ原料、階段の手摺りなど

ウォールナット
クルミ科
産地:アメリカ東部及びカナダのオンタリオ州など
特徴:心辺材の区分は明瞭。辺材は乳白色から灰紫色、心材は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色。不規則な濃淡の縞を有することが多い。 木質はやや重硬で、狂いが少ない。木肌はやや粗いが、ペンキやステインによくなじみ、艶出し加工で美しく仕上がる。加工性も良く、釘打ちやネジ、接着の強度が保たれる。 用途:高級家具材、工芸用材、銃床材、ドア材、造作材、フローリング材、内装パネル材、楽器材など
すぎ

スギ科
産地:本州北部から南は屋久島まで生育し、人工植栽は北海道南部にまで及ぶ。特に、秋田杉、天竜杉、吉野杉、日田杉、飫肥杉(おびすぎ)、屋久杉などが有名。
特徴:辺心材の境界は明瞭で、辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色、時に黒褐色を帯びる。木目は鮮明で通直。材はやや軽軟で、比較的狂いは少なく、切削などの加工は容易。耐水性にやや劣る。木目に沿って縦に割れやすい。
用途:建築用材、建具材、包装用材、樽桶材、割箸など

ェンジ
マメ科
産地:ザイールに多く産する。
特徴:辺心材の区分は明らかで、心材は紫色がかかる。辺材は何れも淡色。心材には淡色の細い線が規則的に配列し、装飾的な価値が高い。 木質は重硬かつ強靭で、木肌はやや粗い。乾燥は長期間かかり、乾燥後の寸法は安定し、狂いは少ない。耐久性は非常に高く、キクイムシやシロアリの虫害にも強い。
用途:高級家具、飾り棚、座卓、額縁、床柱、ツキ板など。タガヤサンの代用としてもよく使われる。
オーク
ブナ科
産地:北海道から本州、四国、九州に生育。樺太、千島、朝鮮にも分布
特徴:
辺材は灰白色、心材は暗灰褐色。柾目面に虎斑(とらふ)が現われる。 材は重硬で、切削などの加工は困難。乾燥は難しく、割れなどが生じすい。
用途:家具用材、洋酒の樽材、建築材(床板)、枕木、器具材など

きり
ゴマノハグサ科
産地:北海道南部以南において植栽される。会津桐、南部桐などが有名。アメリカにも自生する。最近、ブラジル、パラグアイ、マレーシア等にも植栽され、我が国に輸入される。
特徴:辺心材の別は無く、くすんだ白色をしている。髄は空洞となる。アクが強く、アク抜きを怠ると、年月を経ると徐々に黒ずむ。 日本の木材中最も軽く、切削等の加工は極めて容易。反面、強度は劣る。湿気を通過することが少なく、割れ、狂いが少ない。研磨すれば光沢を出す。
用途:家具材、下駄材、楽器材、箱材、金庫の内箱材など

アッシュ
モクセイ科
産地:北米全域に生育し、中東部に多い
特徴:辺材は白色、心材は灰褐色から淡褐色や、褐色の条が入った薄黄色までさまざま。 適度に堅く、耐久力に富む。加工性も良く、釘やネジの保持力や接着性にも優れる。乾燥はしやすく、スチーム曲げにも適している。ステインや艶だし加工で美しく仕上がる。
用途:家具用材、建築用材、ドア材、合板材、運動器具など。バット素材としてもよく知られる。
シカモア
カエデ科
産地:ヨーロッパ中部及び西アジアに分布。アメリカにも生育するが、フランス産ものが最高の材とされている。
特徴:材の色は白く、まるで絹を思わせるような乳白色の光沢がある。時に美しい縮み杢を有す。木肌は精で、木理は比較的通直で加工もしやすい。乾燥は容易。
用途:高級家具、楽器材、内装造作材、室内装飾建具、フロアーなど
ちぢみ杢
木目が波状に縮んでしわがよったように見える杢。縮緬杢(ちりめんもく)、波状杢(はじょうもく)、カーリー杢とも言う。また、バイオリンなど弦楽器の甲板に重用されたことから「バイオリン杢」とも言う。栃(とち)、シカモア、カエデなどによく現れる。